
第29回日本アーユルヴェーダ学会沖縄研究総会を開催されるに当たり大会長としてご挨拶申し上げます。
日本に於けるアーユルヴェーダ研究は1969年の
第0号に源を持ち脈々と研究を継承し37年目を迎えるに至っております。
これまで築き上げてきたアーユルヴェーダ研究総会がくしくも沖縄で開催される事は大変意義深いことと受け止めております。アーユルヴェーダは肉体・心・魂の完全な調和に到達する為の健康科学として人類共通の智慧です。
沖縄研究総会では『健康増進のためのアーユルヴェーダ−心と体の浄化療法−』をテーマにこれまでアーユルヴェーダ研究をしてこられた国内外の先生方の講演及び研究発表を予定しております。
研究総会のプログラムとしては『病気治療と予防のための浄化療法』、シンポジウムとしては『浄化療法からみたアーユルヴェーダとヨーガの接点』、前回大会に引き続き『アーユルヴェーダの標準化と資格』について、また新しい試みとしてはアーユルヴェーダのオイルマッサージ・アヴィヤンガの『理論とデモンストレイション』を開催いたします。
また、アーユルヴェーダの優れた痔ろう治療法『クシャーラ・スートラ』の研究発表も予定しております。
沖縄とインドは歴史的に大変深い関係にあり、沖縄を代表する様々な文化・技術等が実はインドを源流にしているといわれています。例えば、ゴーヤー(苦瓜)はインドが原産地ですし、沖縄の夏の暑さにゴーヤーの苦味が受け入れられ、現在でも日常食として使用されています。また、ウッチンもインドでは国旗のカラーにもなっているように縁起のよいターメリックカラーとして用いられている他に多くのインド料理に欠かせない香辛料の一つです。黒糖の製造技術、琉球かすり、シーサー等もインドから伝わったものといわれています。
今大会の懇親会では、沖縄の季節の食材を使用し長寿を支えた伝統料理で皆様のお越しをお待ちしております。
本大会を通して、日本とインド、沖縄とインドの文化的、経済的交流が益々深くなるよう祈願しております。
日本アーユルヴェーダ学会 沖縄研究総会大会長
崎浜 キヌ
